濃茶 薄茶 冷やし抹茶 

初めての方へ

抹茶のたて方には様々な方法があります、これはあくまでひとつの例なので自分にあった点て方を考えるのも面白いです。

濃茶

濃茶は使用する抹茶の量が多いので、安いものだと苦味が強くなります。濃茶は日常的に飲むものではなくお客様に振る舞う時や特別なイベントの日に飲むことが多いです。使われる茶葉は樹齢30年以上の茶の古木の新芽が使われます。味わい深く、値段も非常に効果です。茶壷で熟成させる際は、和紙の袋に小分けにして入れられます。

茶筅を水につけて柔らかくし、穂先が折れるのを防ぎます。

抹茶用茶碗に4gの抹茶を入れます。茶こしなどでふるうと、点てやすくなります。

抹茶用の茶碗に常温の水を10ml入れます。水は一度沸かしてカルキを抜いたものか浄水器を通したもの、ミネラルウォーターのいずれかを使った方が美味しいです。

抹茶のダマがなくなるまで茶筅で丁寧に混ぜます。混ぜるという表現を使わずに練るとも言います。ダマがなくなるとツヤが出てきて香りが立ちます。ツヤが出るまで30秒以上かかります。

湯(90℃)を10ml〜15ml入れます。

再び90〜120秒ぐらい茶筅で練るとなめらかになってきます。粘度としては餡のようにトロッとした感じになり完成です。

濃茶の方法で点てた抹茶は応用が効きやすく、牛乳を入れても良いですし、炭酸水を入れても良いです。味の濃いものを入れる場合は安い抹茶の方が苦味がまろやかになり抹茶の旨味だけ残るので相性がいいです。

薄茶

薄茶は日常で気軽に飲むのに適しています。安い抹茶でも良いですが加工用だと苦味が強い傾向があります。茶壷に保存される際は濃茶を守る緩衝材のような役目を果たすため、壺にじかに入れられます。

茶筅を水につけて柔らかくし、穂先が折れるのを防ぎます。

抹茶用の茶碗に2g入れます。茶こしなどでふるうと、点てやすくなります。

80℃程度のお湯を60ml程度を抹茶用の茶碗に注ぎます。抹茶用の茶碗をあらかじめ温めておくとお湯を入れた時の温度の低下を防ぐことができます。

茶筅で抹茶を点てます。素早く立てて、細かい泡になるまで15秒〜30秒かかります。流派によっては泡が少ないところもあるのでお好みです。

冷やし抹茶

茶筅を水につけて柔らかくし、穂先が折れるのを防ぎます。

抹茶用の茶碗に2g入れます。茶こしなどでふるうと、点てやすくなります。

80℃程度のお湯を20ml程度を抹茶用の茶碗に注ぎます。

茶筅で抹茶を点てます。15〜20秒ほど素早く点てます。この時に泡立ちは気にしなくても問題ないです。

抹茶用の茶碗に常温の水を40ml入れます。水は一度沸かしてカルキを抜いたものか浄水器を通したもの、ミネラルウォーターのいずれかを使った方が美味しいです。

水で抹茶を立てるのは大変なので泡立てなくても良いですが、泡立てたい場合は30秒程度素早く、力強く点てます。

最後に氷を入れて完成です。

他にもお湯で抹茶を点ててから水で薄めずに少し冷やしてから、氷の入った容器に入れて、徐々に氷が溶けて薄くなっていく抹茶を楽しむ方法もあります。

冷やし抹茶はガラスの容器を使うことがありますが、茶を点ててから入れるようにしましょう。熱いお湯を入れると割れてしまったり、茶筅でガラスを傷付けてしまうかもしれません。

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